聖地巡礼。
出発したのは金曜日の深夜。
終電近くの列車で京都から神戸・住吉まで輪行した。
住吉駅に到着したのは0時前だった。
今日は華の金曜日、駅に集まる人々はフライデー・ナイト・フィーバーを楽しんできたのかな。
そんなことを思いながら輪行解除。
六甲大橋を渡り六甲アイランドへ。
振り返ると神戸の街が輝いていた。
オレンジフェリーのりばまで行き、乗船券を購入する。
運賃は神戸→新居浜で2等寝台6690円だった。
自転車は輪行袋に入れれば手荷物として無料で船内に持ち込むことができる。
乗船時刻になると待合室まで車が迎えに来る。
貨物メインのフェリーらしく旅客は専用車での乗船となる。
輪行状態の自転車はトランクに積み込んだ。
シンプルなロビー。
乗客は大型トラックの運転士がメインで一般の旅客は私を合わせて5、6人だった。
寝台は個室だった。
ベッドと簡易な椅子とテーブルがあって、ベッド横のスペースは自転車を置いても足の踏み場に困らないほどだ。
ベッドにはシーツと枕、オレンジフェリーの名前入り毛布と浴衣が備え付けてあった。
午前1:10になるとエンジン音を船内に響かせながら出航だ。
翌朝8:10には新居浜東港に到着してしまうので、貸し切り状態の風呂とサウナを楽しみ、船内の自販機で購入したびーるを飲みながら寝る準備に入った。
フェリーの風呂特有の波打つ湯舟は心地よくて個人的に好き。
☆Good Night☆
ぴん ぽん ぱん ぽん♪
フェリー特有の四点チャイムで目が覚める。
時刻は7時、船内放送によるとあと一時間で定刻通り新居浜東港に到着するそうだ。
簡単に荷物をまとめて洗面をして、甲板に出た。
朝日がまぶしい。
天気は晴れで風は穏やかだ。
進行方向を見ると陸が見える。
あれが四国かな。
四国開発フェリーの「S」かな
オレンジフェリーは愛称のようだ。
愛媛県の新居浜東港に到着。
下船時も乗船時と同じで専用車に乗った。
輪行解除して出発!
しまなみ海道の入り口・今治まではここから50kmほど先だ。
海岸線を快走し、3時間ほどで今治に到着。
いくゾ~(テンションうp)
来島海峡大橋。
天気は快晴だ。しおかぜが心地よい。
今回の機材はCANYON ULTIMATE CF SL 。
ホイールはDT SWISS R20 DICUTだ。
道の駅伯方S.Cパークで伯方の塩ソフトを味わう。
甘いバニラ味を伯方の塩が良い後味を残してくれる。
Twitterでよく見かける「飛び蹴りしてくる歩行者に注意」
シクロクロスをするサイクルスタンド。
サイクリストの聖地巡礼。
DIA-COMPEコーナー。
あかね色に染まる因島大橋。
次の向島から尾道まではフェリーで渡ることになるのでこれで最後の橋だ。
向島から尾道まではフェリーで5分ほどだ。
数人の同志とゴールの尾道へ向かう。
彼らはどこからやってきたのだろうか。
尾道ラーメンを求めて尾道駅前に行くと、駅前が3年前に来た時と様変わりしていて驚いた。
以前の駅舎は改装されていて立派な駅ビルが建っているではないか。
あっさりした背脂醤油ラーメンが消費した体に染みわたる。
新幹線で京都まで戻るために新尾道駅へ向かう。
15分ほど走ると到着した。
ほとんど人がいない新尾道駅のプラットフォーム。
闇夜を切り裂く500系。
今ではなかなか見ることのできないダブル・500系。
実は500系に乗りたくて列車を一本見送った。
先頭車を貸し切り状態!
運転台はレプリカだが、マスコンを動かすと速度計が連動して動く仕組みになっていた。
京都に到着したのは23時頃。出発して約24時間で帰ってきた。
しかし満足度はそれ以上。
時間がないと言っているそこのアナタ、一日を最大限活用できるこんな弾丸ツーリングはいかがだろうか。
次回は大阪港から東予港の航路を利用して行ってみようかな。
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