【24時間弾丸ツーリング】伊豆大島一周ライド フェリー輪行編【東海汽船】【さるびあ丸】

2021/05/13

ツーリング



東京竹芝桟橋と伊豆諸島を結ぶ東海汽船。
今回は2020年に就航した3代目さるびあ丸に乗って伊豆大島一周ライドをしてきた。
このフェリー編では東京⇔伊豆大島のフェリー輪行の様子を書いていきます。
☆ツーリングの様子はライド編をご覧ください☆


出発したのは金曜日の夜。
自宅からフェリー乗り場の竹芝までは自宅から自走できるが、雨模様だったので輪行で行くことにした。
最寄り駅はゆりかもめの竹芝駅または山手線・京浜東北線の浜松町駅だ。
伊豆大島ゆきのフェリーは22:00に出航するので仕事をパージすれば金曜晩に出発できる。
金曜晩に出発すれば土日は実質三連休だ。

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竹芝フェリーターミナルに到着し乗船券を購入。
ゆきは特2等席を選択した。
自転車は大型客船の場合、輪行袋に収納すれば手荷物として無料で持ち込むことができる。

フェリーターミナル内には売店があるが、品ぞろえが微妙なのと乗船客が皆食料を求めるので品薄なのが残念だ。徒歩3分ほどでコンビニと牛丼屋があるので Ʊ"-ʓ”ʕ•̫͡•ʕとねぎ玉牛丼を購入した。

出航時刻の20分前になると乗船案内の放送がかかるので、タラップから船に乗り込む。

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ロビーは大型客船によくある「チープな高級感」は薄く、シンプルで機能的なイメージだ。

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7層のデッキプラン

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輪行袋を持っている者は乗組員の方に専用の手荷物置き場へ案内される。
いつも自転車の置き場に迷うところだが、これは非常にありがたい。

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今回利用した特2等席は上下2段寝台形式だ。
私の席は下段だった。

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設備はシーツ・枕・毛布・照明・コンセント一口・100円玉が返ってくるタイプの鍵付きロッカー・フック・網棚だ。
ネット環境はフリーwi-fiが用意されているが、不安定なのであまり使えなかった。東京湾内を航行中はと所々地上の電波が入るがこれも不安定だ。

居住性のイメージは、寝台特急サンライズエクスプレスのソロ個室、またはカプセルホテル並みだ。
個室ではないので施錠はできないが、カーテンを閉めることで半個室の状態にすることができる。
このスペースがあればジャージやレーパンの脱ぎ着が充分行える。
さらにマットレスがふかふかで快適な眠りを予感させる。

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まもなくすると出航だ。
東京湾岸の美しい夜景を眺めながら、新造船らしい素晴らしい速力で港を離れてゆく。


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湾岸の夜景を楽しんでいると、1時間半ほどで横浜港に寄港だ。
写真には写っていないが、豪華客船「飛鳥Ⅱ」が停泊していた。

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横浜ベイブリッジをくぐると、いよいよ本格的に伊豆大島を目指す。

時刻はすでに0時前になっている。伊豆大島到着は6時なのでそろそろ眠りにつかねばならない。
しかしその前に私は紳士的なサイクリストwwなのでシャワーを浴びたい。

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さるびあ丸には大浴場がないが、清潔なシャワールームが用意されている。
各階に男女別3室用意されている。(女性用もデッキプランを見る限りではおそらく3室)
各部屋に脱衣スペースとシャワースペースがあるので非常に快適だ。

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100円で3分間利用できる。水圧・水温は適度で、一時停止できるので私は3分間で充分だった。
なぜかシャンプーのみ設置があったので全身シャンプーした。
気になる方は持参をおすすめする。
ドライヤーはシャワー個室の外にあって、シャワー利用者以外も無料で自由に使うことができる。

シャワーを浴び、不潔派から印象派となった私は快適な眠りについた。


☆Good Night☆



ぴん ぽん ぱん ぽん♪
フェリー特有の四点チャイムで目が覚める。
時刻は5時半、船内放送によるとあと30分ほどで定刻通り伊豆大島岡田港に到着するそうだ。
天候によって島北部の岡田港と島西部の元町港のいずれかに到着する
簡単に荷物をまとめて洗面をして、展望デッキに出た。


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昨晩までの雨は止み、青空が広がっている。
目の前には断崖絶壁が、これが伊豆大島か。

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サイクリストがたくさん乗っていたようで、下船すると皆速やかに輪行解除して次々と発射されていった。そしてフェリーは利島・新島・式根島・神津島へと出航していった。


☆ツーリングの様子はライド編をご覧ください☆

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伊豆大島から東京へ帰るフェリーは14:30に岡田港または元町港を出港する。
この日は岡田港だった。

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帰りの乗船券を購入した。
乗り場で当日購入するときに気をつけねばならないのが、当日出港する港でしか購入できないということだ。岡田港と元町港は自走で20~30分ほどかかるので事前に出港地を調べておいたほうがよい。
帰りは2等和室を選択した。

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2等和室の船室。
いわゆる雑魚寝スタイルだ。

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設備は枕・フック・100円玉が返ってくるタイプの鍵付きロッカー・共用コンセント・共用テレビだ。
コンセントは各船室に2口用意されている。またテレビは船内案内と航路案内・東京湾近郊で地上波・湾外ではBS放送が見られる。
行きの夜行便に比べて帰りの昼行便は空いているようで、船室貸し切り状態だった。

薄いカーペット敷きなので共住性は最低限だが、4,000円ちょっとの運賃で寝転がることができるから充分かな。

おすすめはしっかり睡眠を取りたい行きは特2等席で、帰りは節約して2等和室。
往復約10,000円で伊豆大島ライドを楽しむことができる。


18:00に横浜港へ寄港したのち、19:45に東京竹芝桟橋へ到着。
出発して約24時間で帰ってきた。
しかし満足度はそれ以上。
時間がないと言っているそこのアナタ、一日を最大限活用できるこんな弾丸ツーリングはいかがだろうか。


p.s.横浜港~東京竹芝桟橋だけ利用するお客さんがかなりいて驚いた。
夫婦やアベック・若者グループが多かったので、東京湾ナイトクルーズとして利用しているのだろう。1,440円の運賃なのでおトクかもしれない。



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